ギフトをおくる「外のし」と「内のし」どっち?

先日、こんな問い合わせがお客様からあった。

『得意先の20周年の御祝いに記念品を贈りたいのですが、それを直接贈る場合に熨斗(のし)をどうしたらいいか・・・』という相談である。

その答えは簡単なのだが、インターネット通販時代に昔の慣習をただ持込んで指導されるサイトが多くあり、実際の梱包の姿を想像できずに回答される事例が多い。

熨斗紙

のしの印刷

色々想定されることをまとめてみます。

基本的に「外のし」と「内のし」に決まりはありません。

その中で、「内のし」は、自分のお祝い事のお返しとなる場合の結婚とか出産の内祝いの場合に使われます。

どのような、御祝いなのかがはっきりと見える「外のし」は、結婚祝いとか出産祝いに使われる場合が多いです。

地域によっての好みの違い。

関東は「外のし」で関西は「内のし」の慣習があります。自分が育った環境で伝えられた方法が正しいといえます。元来「のし」は、贈り物添えるというものでした。それを風呂敷(ふろしき)包みにして持参するのが使い方です。現代では、風呂敷を使って持参する事も少なくなったので、包装紙をそれに見立てて考えると、その内側に「のし」を添えるというのが自然な姿かもしれません。

の点だけを見ると「関西」の内のしの文化が理にかなっています。

本当に控えめにしていいの?

人がたくさん集まる機会でつかったり、たくさんの贈り物が届く場合は、日本人の美徳の控え目なことよりも、はっきりわかる「外のし」の方が受け取る側も親切です。

宅配の「内のし」理由となっている「送り状」直貼りって本当?

お中元・お歳暮などで、狭い地域に包装紙の上に「送り状」を貼るなどして届けられるものがあります。その場合は「内のし」にする理由は明確です。ところが、最近の通販の梱包はそう単純な状態ではありません。

配送中に、商品の箱がつぶれたり、角を落とされたりしないように細心の注意をしてお届けしています。必ず商品に対して、ダンボール等の外装箱に入れて送付するのが原則になっているとおもいます。さらに、なかの商品は破損などないように、ライトロンやエアキャップなどの緩衝材を使っているものの多くあります。

amazonのように物流量の多いところは、商品をダンボール内で固定するために「シュリンク包装」しています。

このように、宅配便だからという理由で「のし」が汚れたり破れたりすることはないですし、送り状もGIFTを扱っている店の場合は、「直貼り」はしないとおもいます。

宅配事情を知らない専門家は「内のし」と言いますが・・・?

そういう意味では、「お客様から問い合わせ」については

「外のしと内のしどちらでもいいのですが、お客様のお考えがあえればそのようにいたします。」と答えます。

お客様は続けます。

『ネットの話やまわりの人にのマナーを聞くと、宅配便を使う時は内のし、と言われているのですが・・・』

その問いに関して。

「昔から配送業者を使って送る場合は、包装紙の上に送り状を貼って贈るものが多かったと思います。例えば、百貨店からのお中元で缶詰のセットなどです。そういう場合の熨斗は包装紙の中にあった方がいいわけです。・・・ただ、どちらでもいいです。当店の梱包としては、商品は外装のダンボールに入れてお届けですので、贈り物はエアキャップで包んで壊れないようにしていますので、外熨斗(のし)でも汚れたりはしません。

外装ダンボール エアキャップ

梱包用外装ダンボールとエアパックの緩衝材

決まりがないので困ったものです。

お客様次第なのですが、私ならこの場合、得意先様の創業20周年様という御祝いなので、御祝いを華やかなセレモニーと考えれば「外のし」と答えておきました。

本当の決まり事は、正確に伝える。

少なくはなっていますが、結婚式の「熨斗(のし)」は結び切りについてはたまに選択を間違う人がいます。

意外に多い希望が、リボンをつけてくださいというもの。熨斗と同じ意味をもつラッピングですのでやってはいけない事なんです。

「なんで、そんなサービスができないのか」と食い下がるお客様がおられますが、どちらか一つを選ぶのが正しい贈り物の姿です。(内のしにリボンラッピングやギフトシールはやってはいません)

最近の素敵な心遣い

慶事ごとについては、宅配で贈ることが多くなってきています。最近は、到着日を「仏滅」をさけてくださいとか「大安」にしてほしいなど、変化してきている。

宅配便の日時指定

大安の到着を選び仏滅の到着をさける。

宅配便の状況によるので絶対はないのでしょうが、可能な限り日付の指定などで対応している。

これもひとえに宅配便の日時の指定できることによるサービスの向上である。お客様は手渡しができない贈り物に、ささやかな気遣いをする日本人の心づくしを感じます。

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