サイバーショット:コンデジの歴史どんどん無くなる
発売と同時に購入したデジカメ「Cyber shot F505K」。それまでは、カシオの「QV-10」を持って営業トークにも使えた時代。画素数もまともに写真には耐えられなかった時代ですが、せいぜい4cm角くらいの印刷には耐えられたかな?
未来を語るには充分でした。「QV-10」は今で言う自撮りもできてすぐに撮影を確認。フィルムカメラにはない特技でした。
4年後に、Cyber shot F505Kがでて来たときはデジタル撮影になれていた時でしたのですぐに飛びつきました。
Cyber shot F505Kを引っ張り出して見る
99年モデルのデジカメ!2.1MEGA(210万画素)である。
実際。2005年くらいまでのWEBサイトの写真は、これで撮影していた。
画像ファイルの容量も小さいし、ソコソコ良く撮れるので不自由しなかった。
そのサイバーショットF505で撮影する前は、デジカメと言えば「CASIO」の35万画素モデルで、デジカメの基礎的な撮影を学びショット数を稼いだが、何せ画質が当時のWEBサイトの商品写真にもなかなか使うのをためらうほど。
フイルムカメラで、撮影しては、30分現像などに持ち込んでプリントをしたり、コダックのコダクローム64などのポジフイルムを、スキャナで読んでWEBを作っていた。
そこに、200万画素オーバーのデジカメが登場した。独特のアングルで撮影できるスタイルにも惚れた。カールツアイスのレンズも羨望の的だったと思う。なにより、長く使えた理由は、画素数が少ないながらF2.8という開放値の明るいレンズだったからだ。
難点といえば、野外で撮影しようとすると、小さな液晶画面はまったく用を足さない、どちらかというと「室内」専用モデルといってもいいだろうと思う。
さらに、液晶の色の解像度が撮影シーンを再現しないので、勘と慣れが必要。
そして、マクロなどで撮影しようとすると、ピントが合ってるサインの緑ランプの、許容度が大きすぎるのか、ピンボケ写真を作りやすい。パソコンで確認して「あれま~~!」っていう経験を沢山した。
今回は新旧SONYモデルとして、昨年、撮影ギミックでぼかしをコントロールできる邪道がとっても気にいってしまった、ミラーレス一眼「NEX-5」と比べてみた。
性能の差は明らかであるが、12年前のモデルとしては検討しているのではないかと思う。手ぶれ補正などなくがっちりろ構えないとならないが、条件の小さな幅の中では、十分の性能も感じてしまう。
カメラは、明るいレンズと基本性能で何とかなってしまい、最近の画素数競争がはたして向かっていく方向がいいのかと思う。1000万画素以下で、でかいCCDで明るいレンズを使った、コンデジがあれば十分なのかも・・・。
SONY DSC-F505を使った写真はきっと今でも一番多いだろう。
もう少し大きなサイズの表示で大丈夫であるが、回線によるWEBの表示能力が劣っていたので、ファイルサイズを抑えるのが当たり前だったように思う。
私がいつもカバンに忍ばせてあるLUMIXをこのF505で撮影してみた。
「こんなもんでしょう」という印象だが、12年前のモデルとなると、きっとこれだけ、綺麗な撮影シーンを残せるモデルはいくつもなかったと思う。
Cyber-shot DSC-F505Kで撮ってPhotoshop で彩度を調整したのと「Webで保存」にして軽くしているくらいである。(サイズは変更している)
本当は、ボケ味もいいレンズなのですが、腕が伴わない(-_-;)
このLX-2もなかなかイイカメラですが、Cyber-shot DSC-F505Kで撮ると、あっさりした色のりで、好き嫌いがあるかも?LX-2はガッチッとした色彩ですね。それでも、この時代の再現力としては合格!ですね。
カメラの性能が上がった分、PCなどのスペックも上がり、インターネット環境も常時接続があたりまえ、どこもまで行くのでしょうか。楽しみが増えるばかりです。
Cyber-shot DSC-F505K用のメモリースティックは随分価格が不安定です。現役で使うメリットがないように思います。