最近、スポーツ界の告発 が流行っている。
その組織を見るとその対応力の低さを露呈している。
取材の主役となっているのがマスメディアである、テレビ・新聞・雑誌など。
個人の意見が尊重されるSNSを軽視していませんか?
告発された側は、そのメディア の取材に対して反論していくというパターンも従来から同じである。
それで、メディア を黙らせることができれば、解決した。今までは・・・。
マスコミ だけを制御できればよかった時代。
従来なら、巨人であるメディアの力を味方にすれば、事は収束していった事例なのかもしれない。ある一定の大人の対応?がされることが多かったように見える。
しかし、告発なのか今はひとり一人の意見が尊重されている時代である。
今までは、組織は、絶対的な マスコミュニケーション を押さえることができた。いやそれ以上広がることはなかった。それがお金なのか人としての力量なのかは違っていても最終的にはモノを言わせないことである。
私もテレビっ子世代なので、今の若い年代よりも見ている時間は多いほうだと思う。それ故にメディアの影響力は理解しているつもりである。
もうすでに、情報の集め方が違っているのに気づかない大きな組織があまりにも多い。
今回の組織の重鎮と言われる人の年代は、従来メディア で育った人がほとんどだろう。本来なら、それほど上に立つ実力者なら、もう20年以上経っている新しいメディアのインターネットにも注意すべきであった。
ネット社会になって、SNS という双方向ツールに気づくべきであった。
平成29年に出された調査結果ですが、これだけ『LINE・Facebook・Twitter・・・』を使用して情報を得ているのに、60歳代はなかなか利用者が上がってこない。LINE・Facebook・Twitterも50代の1/2にも満たない状況です。
60歳で定年して家にいる人ならばいろいろな手段で情報をえることが可能なので、この表の結果でもいいですが、組織の上に立つなら少しは理解するべき事例だと思います。
その SNS の扱いがわからなければ、周りにいる若いスタッフに聞けばいいこと。
お山の大将 でいる限り「裸の王様」のごとく知らないままでしょうけど。
今まで制御していたマスメディアは、もうとっくに無くなっているのです。それがわかっていないから「どうにかなる、適当にごまかしておく、帳尻合わせをする」等々で収拾をつけようとしてしまうのです。
そのような意識の違いが、自分も含めた60歳代以上の老害として噴出しているのだろう。
相互伝達の落とし穴
幸い、私は早くからインターネットに携わることができたおかげで、この新メディアの力に気付くことができた。
今までのマスメディアが、一方方向(ワンウェイ)の伝達手段しかなかった マスコミュニケーションは、時代とともに SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの新しいメディアが広まるにつれて相互伝達手段に変わってしまった。(上記の表のとおり)
相互に伝達するといえば、古くからある電話だが、それとSNSが違うのは主にその発言と内容が閉ざされた非公開のシステムである。秘話装置が最大の特徴でもある。
最近ではLINEではなく、有線の電話にしよう!などの会話がありそう。
内緒の話は、『あのね・・・』である。
大きな組織が、今後気にしなくてはならないのは マスメディア以上に「個々の発言力」としてのソーシャルメディアである。それは YouTube・Facebook であり Twitter などの個人が権利を主張できる SNS の圧倒的な力でもある。
ネット社会を 今までの方法で押さえつけようとしても、はかない努力である。そこを理解(知らず)せず、言い訳をマスメディアを使って言い放っても 傷口を広げるばかりである。
道路に防犯カメラがあるように、あなたの横にもカメラがありますよ。
ガラケーの時代からカメラ付きが当たり前になった。スマホは、すでにひと昔前のビデオカメラを追い越して4K画像 を撮影できる高スペックになっている。
それが、個人の誰でもが持つことができる。
隠ぺいなどできないのである。
今までは、テレビなどのマスメディアで、お金をかけて会見を大々的に開き主張はできた。
これで世間では有名にはなるが、それぞれ主張を持っている世代の人には響くことはなくだろう。一方的な話で瞬間的に 双方向コミュニケーション ではないので反感を買うだけである。もう、話したあと記者が質問して答えるのは古いのである。
まして、スポンサーの付いた テレビバラエティー番組 に 出演して話しても、あとで整合性を問われて見ている側かえあすれば、答え合わせをするだけである。
自ら防犯カメラに向かって罪を認めるだけである。
スマホでニュースをチェックし、STAP細胞 の会見などをタイムリーに「ニコニコ動画」でコメントが視聴者から常に入る時代である。双方向メディアの時代に、一方的な意見で納得させようとするメディアに出演する場所のは、間違ってやしないか。
日々、ネットからの情報を得るのは、決して難しい事ではなく無料のSmartNewsや日経の電子版でもいい。過去からの情報をしっかり身につけるには、日経の電子版の有料会員になっておくという事も必要な気がする。
取材拒否よりもプレゼンする力
権力組織が、批判され 告発状 に発展した場合は、反論するなら 責任者自ら インターネットのツールを使用して会見を開き プレゼンティーション をしてほしい。プレゼンツールも扱えないなら、専門家や部下に頼んででも作り上げる。
アプリというかソフトは、MicrosoftのOffice PowerPointと言わず、無料でダウンロードできるモノまである。
単に言い訳するのは傷を広げるばかり。
せっかくメディアを使う機会があるなら、今の世代の誰もが見れる、スマホで視聴できるニコニコ動画やABEMA、YouTubeなどを使って開かれた会見を行うほうが誠実です。もちろんプレゼン内容によっては、辛辣な言葉がダイレクトに返ってくることもあります。
このままでいくと、ここのアマチュア選手がクラウドファンディングなど活動資金を集めたり、スポンサー契約していくようになり、補助金ゆえの協会に所属しないで、世界を目指す人達がでてきても止める事はできなくならないか?
これをきっかけに次世代の人達が、イノベーションを起こしやすい 組織運営を目指し、スポーツ振興 を行ってほしいものである。
最近では、プロスポーツの世界まで波及しているのが気になります。
そして、ひとりの親として子供に尊敬される人生を歩んでほしい。
原点に戻り、こんなオリジナル雑誌を作ってもらえるような「両親」になることが必要な時代になっている。
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