25年ほど前、バイクの転倒で鎖骨を骨折。
肩関節が、スムーズではないことは、長い付き合いでわかっていたつもり。
知らずしらず、左肩をかばっていたのだと思う。
突然やってきた。
ちょうど、3ヶ月前、ゴールデンウィークが終わった頃、その激痛がはしった。
それは、手に握っているものの感覚がなくなるくらい、肩に痛みがあった。
何度も、物を落としそうになった。伝票の紙などを持っている時が多かった。
それを、空中でキャッチしようとして、もっと大きな激痛を体感した。
朝のジョギングで、身体全体が温まると、痛みがなくなった。
風呂に入り、肩を温めると楽になる。
整形外科にいき、飲み薬やシップなどを貼ったり、時には、肩に注射などをした。
一時的に、痛みは楽にしてくれるが、長時間の単位とは言い難いものだった。
診断は「五十肩」といっているように、年齢からくる肩の痛みと言われた。
整体などにもいって、ストレッチをかけてみてすこしづづ改善はしているようだが、
寒かったりすると痛みがでたり、夜寝られないくらい痛みを感じたり・・・・。
そんな時、一冊の「お医者さんガイドブック」が配布された。
事務所から、近い場所でもあり「たしか鍼灸院があったな~」くらいの認識。
電話をして予約をしてみる。
10数年前に鍼は一度経験があり、あまり抵抗感がない。
その院長の経歴が凄い。
中国の青島(チンタオ)市で、内科医というれっきとした、お医者さん。
それもエリートといわれる「軍医」さん。
【中国の日本人向けパンフで、院長先生の故郷】
奥さんのおかあさんが中国残留孤児で日本に帰国することになったらしい。
内科医という身分が、大変もったいない。
そんな肩書から日本での鍼灸の資格者となった治療院である。

以前の開業場所(劉 化捷先生)
【中国鍼灸院】
※現在は、札幌の中心部にある
「北海道札幌市中央区南3条西3丁目9-1 岩本ビル5F」にて営業中!
おそるおそるドアをあけてみる。
先客がいて、お灸の香りが鼻にはいってくる。
しばらくして、受付カウンターで軽い問診がはじまる。
五十肩を伝えると、寒い風にあたると痛いとか、夜から朝にかけて痛むとか症状
を言い当てていく。全くその通りだ。
診察室の1番へ。
肩を触診して、「ここは?」「肩の後ろのここは?」などなど。
鍼(はり)と電気を通す治療が選ばれる。
20分の治療で、スーッと手が上がる。
通っているうちに、一番の効果が現れたのが、
1、夜から朝にかけての痛みが、1週間 で消えた。
2、肩の後ろの痛みが2週間目になくなった。
3、稼働域が、広がってきて、痛みのある部分に達するまで大きく動く、または
全く痛くない。
自分の生活の環境とマッチした治療法だと思うが、西洋医学と相乗効果で、治り
を早めてくれるかもしれない。
いやいや、早い段階からここを知っていれば、きっともっと早くに痛みが改善された
のかもしれない。
【手書きの「お客様の声」がたくさん】
中医学としての鍼治療は、もっと地域医療の側面を広くとらえられるように、日本
もなれば、ケア医療とか未病とかの概念により近付けるように思うのだが。
「劉 化捷」院長先生のブログで、人柄と治療への接し方が見えてくる。