ナガオカは音楽メーカー!
このメーカー名を聞いて、ピンっとくる人はレコード世代だろうと思います。レコードプレーヤにつきものの「替え針」と言えば、尚わかる人が増えるかもしれないです。そのような年代でも何となく思い出せない場合は、「NAGAOKA」という横文字で気づく人も多いかもしれません。
そんな音響メーカーが作るイヤホンは、概ね高級路線よりもローエンド帯が得意なようなラインナップです。ですからたくさん音楽を聴きたいとかの場合に、手が出しやすい価格帯でもあります。(もちろん、屈託した技術は折り紙付きですので、ハイエンド商品の製造もしています)
デジタル時代の現在においては、その評価が他の音響メーカーに比べて地味なように感じたのでイヤホンを手にとって試聴してみました。
結論から言うと耳が疲れない音作りで気に入りました。
テスト音源に選んだのは、3つの音
普段、自分が思う好みの音を出すかをモニターしているのは、聞き慣れたCDとハイレゾFLACの組み合わせです。おもに、このblogで何度も登場しているWalkman ZX1を使っています。
1,Deep Purple Machine Head(マシンヘッド) FLAC
これは聞き慣れているという以外にはありませんが、Machine Head(マシンヘッド)に関しては、LP時代から聞き慣れています。
レコードプレーヤーに、LP盤をターンテーブルにのせて、針を落として再生中。
名曲「SMOKE ON THE WATER」を再生します。最近は、LP Record [12 inch Analog] と表記してCDとは分けて販売され再プレス盤(インポート)も発売されています。
2,ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット Take Five CD
これを、FLACでリッピング。
Take Five インポートCD, 「The Dave Brubeck Quartet」は、かなりお買い得と評判です。
誰もが音を聞くと口ずさむことができると言われた「Time Five」を聴くと安心します。
こんな感じで、耳慣れした「Walkman ZX1」で聴いています。
おまけとして、デイヴ・ブルーベックのアルバムでは、音の良さで言うと「 Anything Goes!」もいいかもしれません。
スラリと伸びた女性の足のアルバムとしても有名ですね。
3,吉田拓郎 王様達のハイキング Amazon Music Unlimited
「王様達のハイキング IN BUDOKAN」を「Amazon Music Unlimited」です。
こちらは、CDでもいいのですが、「Walkman ZX1」ではAmazon Music HDが対応していないので、Xperia XZ Premiumで聴いてみます。
アマゾンプライム会員ならAmazon Musicをダウンロードして90日間のAmazon Music Unlimited お試しもできます。
なんちゃってCDからのFLACリッピングファイルは「Walkman ZX1」に入っているのでサブスクとの比較をしてみましたがわかりません。
また、CDを音源としてもいいのですが、折角なのでサブスク(定額制音楽配信サービス)のなかからハイレゾに対応して高音質で評判なAmazon Music HDで聴くことにします。
この吉田拓郎のアルバム「王様達のハイキング IN BUDOKAN」の表題曲が正式な音源として録音されているのはこのLIVE盤だけだと思うからです。
もともと、耳を塞ぐのが嫌いなので、できればオープンエアーのヘッドホンが理想です。ただし音に集中したいときに疲れない音をいつも探しています。
もともとレコード針をつくっているので、細かい加工技術は普通に得意そうだし、音響という特性にも伝統のノウハウを持っていそうとかを想像してしまいます。
そこで旧モデルとなってしまったハイレゾ対応P905で聴いてみようとおもいます。
このモデル真鍮「(しんちゅう)製」のハウジングを使っていため重いです。銅と亜鉛の合金ですので、電気の伝導率が高いという特徴があります。
また、これを英語ではブラス(brass)というように、ブラスバンドと言われる金管楽器の材質にも使われていて、音との親和性が高いのは昔から実証されています。
それが、在庫処分なのかもともと手頃な価格だったものが、さらに安くなっています。もともとの金額でも他のイヤホンに比べて素直な音の伸びやかさがあり、同価格帯の音の再現力を引き離していたように思います。
音には好みがあり、重低音と音圧が一定ないと「イイ音」として評価する人には物足りないかもしれません。すっごいイイ音で聴きたい場合は、もっとコストをかけないと巡り合わないかもしれません。
本体と送料の合計では、最安値だと思います。
現在、2,000円以下(廃盤特価)で購入できるイヤホンとしてみるとお得感があるように思います。新品から音入れをして一週間くらいで高音域がスーッと伸びてくるような感じです。
また、金属ハウジングの共振周波数がなじんでくるころには、低音が締まって聞こえるような感じがします。
今回はガンメタでしたが、その他ゴールドとホワイトがあります。その中でもゴールドが人気のようです。(真鍮色のイメージでしょうか?)
三つの色を含めて価格比較しています。廃盤イヤホン商品でも人気があります。
ハイレゾ用としてのイヤホンとして捉えると、十分ではないと思いますがイイ音でたくさんの音楽を身近に取り入れて聴くには使用に耐えると思います。
こ最近思っていますが、サブスクミュージックがあり、従来のようにLPとかCDとかDL配信とかメディアを購入しないで多品種の音楽に触れられる環境はいいと思います。
おまけ:ステレオ標準プラグに変換してアナログを聴く
先ほどの、Deep Purpleのアナログ盤Machine Head(マシンヘッド)をこのイヤホンP905を聴いてみることにします。ミニプラグなのでステレオ標準プラグに変換してプリメインアンプのジャックに差し込んでみました。
アナログ再生を試したところ「ヘッドホン変換プラグ」の材質は、「24金メッキ処理」の方が合っているかもしれません。
これが、高価なイヤホンとの価格差かなとも思えますが、デジタルチューニングの良さがかえって印象をよくします。
かなりお得なイヤホンであることが再認識されました。
音楽はたくさん聴くことに意義があると思っています。
コメント