買い物をする立場として、大きな量販店にはないオーナーの主張の入った商品があるとき、ここでクレジット決済ができたらなぁ~、と思う。
中小の小売り店では、現金の受け渡しで商売が営まれている。そのような店によく通うのもそこにしか無いものやその店主の人柄だったりして、商品以上のものがある場合が多い。しかしいざ購入となると、手持ちが無かったり冷静に考え込んでしまったりして手に入れるのを忘れてしまったこともある。
カードも電子マネーも使えるお得なAirPAY決済サービス
店の事情もよくわかるクレジット決済の導入に必要な機器が高額であったり、クレジットの手数料の負担が大きいなど。いくつもの障壁が小さな規模の店では負担額を考えてしまう。
そのような環境で、リクルートペイメントが新しいクレジット決済のサービスを展開している。その条件は、まわりを見渡せば誰かが持っているiPhoneやiPadとカードリーダーがあればすぐに始められるという。
そのサービスは「Airペイ(AirPAY)」
Airペイ(AirPAY)は、これまでの、中小の小売店が導入できなかった理由をどのくらい解消しているだろう。
私も、大型ショッピングモールに、小売店として出店した経験があるので現金とクレジットの比較もある程度わかっている。純粋な路面店ではないので正確な比較にはならないが、クレジットの場合のデメリットはわかる。
また、インターネットの大型ショッピングモールにも出店しているので、ネットと実店舗での比較もできると思う。
このAirペイ(AirPAY)を、現在「現金しか扱わない小売店」として見てみよう。
1,ランニングコスト(月額手数料)は無料
クレジット決済の導入につきものなのが、月額手数料の問題。通常2000円~5000円位はかかるのが普通(ネット販売でも手数料がかかる)
導入後取扱い量が増えれば、一件あたりのコストは小さくなるが、初めて場合は不安要素の一つ。それが無料になり解消される。
2,カード会社からの振込手数料が無料。
小売店の資金繰りは、売上がカード会社から入金されるまでのサイクルを短くしたい。しかしながら、月間の振込回数を増やすと手数料がその分増えるので、月1回とか2回に抑えるしかなかった。
それが月6回まで手数料が無料であれば、ごとうび(5,10日)など5日毎の入金も現実的で、資金回収もあまり気にしないで済む。
クレジットカード決済の導入に見られるキャッシュフローの改善が期待できるAirペイ(AirPAY)
3,カードの決済手数料が安い。
小売店の利益率を考えると、従来のカード決済における手数料の負担は大きい。それが、ネット通販などの決済よりも安いなら導入の検討ができるコストになっているように思う。
VISA・マスターカード・アメリカンエキスプレス=3.24%
JCB・ダイナース・Discover =3.74%
3.24%という決済手数料は、最低の水準である。(※条件にもよるがネット販売よりも安い。)
現在は交通系の電子マネーで決済が可能でクレジット決済と同様 3.24% の手数料。
4,誰もが持っているiPhoneやiPadとカードリーダーだけを用意すればすぐ決済できる。
このクレジットカードを気軽にしているのは、使い慣れたPhoneやiPadを使い、カードリーダーにはBluetoothで双方向の通信だけで済み、特別な操作を覚えなくてもいい点が魅力である。再度従業員用のレジ教育をしないことも、中小の小売店ではメリットになるのではないかと思える。
決済方法の流れ
iPhoneかiPadでの決済のシミュレーションです。
このように、iPhone の操作ができれば簡単にクレジット決済が導入できます。
今まで、クレジットカード決済に二の足を踏んでいた店舗さんには、売上の選択肢が広がったシステムのようです。このプロセスをどう活かすかオーナーの考え方次第だと思います。
経験上、クレジット決済を導入すると、お客様の購入単価はずいぶん上がっています。導入後は客数も確実に増えていった記憶があります。
今後、普及している電子マネーの「iD」「QUICPay」の取り扱い開始を予定しているので使い勝手はさらによくなって行きます。
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