通信サービス「WiMAX」が終わりを告げた時
日本最大級の電子書籍配信サービスのひとつであった「BookLive!Reader Lideo」にも影響があるだろうと思っていいた。モバイル通信回線はその時代に影響されからです。
Lideo端末のWiMAXサービス終了のアナウンス
2020年3月31日をもちましてBookLive!Reader Lideoの「BookLive!Reader Lideo WiMAX通信」サービス提供の終了
事実、書籍はスマホでもPCでも読み進めることができます。とくにWiMAXの通信を使って書籍をダウンロードすると、今の家庭内の光回線のWi-Fiに比べて遅いので使う事はなくなりました。
この電子書籍の特徴は。液晶に6インチモノクロ電子ペーパー(E Ink)を使っていて、日本語の活字(フォント)が見やすいく日本人向けの専用設計だったように思います。さらに、当時では珍しくなった「Made in Japan」の本体であったのも勢いの表れでもあったようです。
ただ、他のKobo TouchやKindleなどに比べてどうも使いにくさがあったようです。価格も日本製としては高くなかったのは普及のスピードを上げるためだったように感じます。
WiMAXの通信の終了を追うように、全サービスの終了のアナウンスがきていました。
国内最大級の総合電子書籍ストア BookLive!は、今後スマホやタブレット・PCと専用端末にアプリをダウンロードして使うことになります。「E Ink」という独特の液晶画面が懐かしいです。
10年足らずで書庫が空になった気分
最近では、「BookLive!」で購入した書籍はスマホやiPadなどにアプリをインストールして読んでいるし、気になった本のページを探すのはPCでも可能なので「BookLive!Reader Lideo」がなくても事足りてしまいます。
ただ本体は単なる「内蔵バッテリー付き液晶画面」で何の使い道もなくなるのは悲しいです。
楽天市場から一番最初に販売された「Kobo Touch」は、過去の記事のように内蔵メモリを増設して何とか今でも「楽天Kobo」のサービスを受けられます。
32GBにしてあります。過去の記事(フリーズメンテ)から・・・
kobo Touchの内蔵メモリーを32GBに
今さらながら、kobo Touchの改造で現役です。 楽天市場のkobo Touchが発売された当初、会員向けにセール価格で販売していた頃。こんな速度なら、iPadなどのタブレットで電子書籍を読んだ方がいいかなとも思っていた。それぞれの、電...
低スペックでも「kobo Touch」はなんとか現役!
このKobo Touchは、SDスロットがついていますので、32GBまでさらに増設できます。しかしその意義もないので4GBのSDカードを作動確認用に挿してあるだけです。
Kobo Clara 2E
カバー付きのセットなら
BookLive!以外には、電子書籍のストアでhonto、kobo、Kindle、Reader(by SONY)と、その時の気分やディスカウントやクーポンなどで書籍が散らばっていますが、多くはスマホで読む事が多くなりました。
そんな中で、サービスが終了のアナウンスがあると気になることがあります。
読むライセンスの購入と本を購入するとの明確な違い。
従来の紙の本は、中古になっても一定の価値があるから、電子書籍は読まないという人もいます。また紙の質感や本の厚みが記憶を残すから電子書籍は嫌いという人もいます。
私の場合は紙ベースがいい本と、電子書籍が都合のいい本を別けるような癖をつけてきました。ビジネス書は最近では電子版がいいですし、そういったもので特に印象に残れば紙ベースの本を買い直すこともあります。
もちろん、電子版がないのもの多いのでその時は普通に本を購入します。その本が、古くからあるものなら、中古の本を探して購入することも多いです。
電子版の書籍と従来の書籍の違い
「電子書籍を読む」という許可を証する(ライセンス)購入であり、
「電子書籍そのもの」を購入するものでない。
というのが、電子版なのだと思います。
かたや、今まで書籍を購入して所有していました。その感覚の違いを理解されずに来た10年なのでは無いでしょうか。
たとえば、Amazon Kindleのサービスには、プライム会員なら無料の
Prime Reading(月数百冊無料読み放題)があり、有料とはあなりますが
Kindle Unlimited 読み放題(和書なら約12万冊以上)のサービスがあります。
所有することから読むライセンスを得るため、10冊を自分の書庫で読み続けて、違う本を読み始めるには1冊削除します。そうやって読破するというサイクルなので、読んで保管したいものがあるなら、電子版なのか紙の書籍なのかを考えます。
AmazonのKindleのサービスのように、BookLive!などもサブスクリプションのように「読むライセンス」化してほしかった気がします。そのようなサービスがあれば端末の開発も進んでいったように思います。
Reader端末が不要になってスマホやタブレットでも読むことができるようになったので、「読むライセンス」は失っていないかもしれませんが、同じ出版社が提供する書籍で一方では可能であるのは日本の書籍業界の習慣が敗北したかのような印象を受けます。
インターネット通信でOSのアップデートができる時代に、本体も一度きり発売しただけ終了するのも悲しい限りです。
LideoとBookLive! の会員情報を統合しておく
「BookLive!Reader Lideo」は、決して安物の作りではないのです。ユーザーの中には、次期Lideo端末の発売を心待ちしていた人も多かったと思います。当時はAmazonのKindleでさえ日本ではPC閲覧できるまで時間がかかっていたのに、BookLive!はパソコンのWindows アプリがありました。
発売当時は、電子書籍端末としては珍しい分厚く丁寧な解説の「取扱説明書」がついていたのも特徴のひとつでした。
当時、マニュアルが付かないのが普通でした。
また、立派なパッケージには、一度も使っていない「USB充電用アダプター」が入っていました。スマホなどの電源と共用して充電できる時代に変わっていったのであえて付属の充電器は要らなかったと思います。
BookLive!Reader Lideoが終了する前に、「会員情報の統合」の確認をしておきます。普段からスマホやiPad Proにアプリを入れてありますので、すでに設置済みです。
Xperia5 に入れたアプリから起動。
Lideoだけを使っている人はあまりいないと思いますが、そのような人は「BookLive!会員登録」手続きをすると、「BookLive!」で使える3,000ptが付与されます。
会員登録済みの人は、
2020年9月30日(水)【LideoとBookLive! の会員情報を統合する】
このような作業をしておくと、他の端末「5台まで認証」で購入済みの書籍使い続けることが可能です。
Kindleが8GBになってマイナーチェンジしています。今なら「【在庫限り】Kindle 4GBが3,000円OFF」となっています。さらに Kindle Unlimited(3ヵ月分。2,940円相当)が付いています。
Kindleの場合は、本体のメモリが少なくても「Kindleは本を読む」の機能に徹しているので数千冊がなかに入ります。
現在はメモリが4倍の16GBとなっています。Fireタブレットでもいいのですが余計なアクセスがあったりと煩雑になるので、使い分けるとkindleで電子書籍を読むには最適です。
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