Ubuntu をインストールしたら古いMacBook Pro Late 2006が蘇ったと言う話。

3月1日は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で不要不急の外出を控えるように非常事態宣言された北海道です。

ほとんどの人が前日の2月29日より外のひとけ(人気)がなくなり、スーパーマーケットの買い出しでちょっと人を見るくらいで、本来のレクレーション的な行動を控えているようでした。車の交通量も普段の1/3くらいでなのは驚きです。

MacBook Pro 15inch 2.33GHz(MA610J/A)の延命

そこで折角の休日(強制的な外出禁止令的な状況ですが?)なので、以前から使い道を考えていた古い「MacBook Pro 15inch 2.33GHz(MA610J/A)」の活用法として「Ubuntu 18.04 LTS」のLinuxOSに載せ換えてみようと思い立ったわけです。

この Ubuntu OSは、いつの間にかバージョンが「18.04 LTS」になって64bitだけがダウンロードできるようになっていました。このMacBook ProのCore 2 Duoは、Intel Macとしての二番目に発売されたモデルで、まだ32bitを引きずっているPCだったことが懸念材料です。

2007年の春くらいに購入したこのMacBook Pro 15inch 2.33GHzモデルは、MacOSとして10.4.8から始まり10.7.5のバージョンで終わります。そのためインターネットでもブラウザーの対応も次々と終焉していきますので、セキュリティの面でも問題が出そうです。

もう10年以上経過しているスペックのマシンは、普通ならインテリアの一部となっていてもおかしくありません。

ただ、このMacBook Proでいくつか気に入っている点があります。スティーブ・ジョブズが指揮をとっていたモデルなので、技術的な無駄がありつつそれが先進性であった気がします。

その一つ目が、アルミ削り出しのキーボードです。

筐体と同色なのはアルミ製だからです。今の黒いプラスチックの質感とはまったく次元が違っています。

MacBook Pro 15inch 2.33GHz

MacBook Pro 15inch 2.33GHz

二つ目は、デジタルの入出力です。

これが、MacBook ProをUbuntuにしてでも生き残りをかけた最大の理由です。それは音楽を聞くPCに変更してしまおうという計画です。

当時のMacBook Proに標準仕様となっていた(最近のモデルになったいつの間にかなくなった?)イヤホンジャック端子(オーディオポート)の光デジタル出力の存在です。

このポートは、光デジタルオーディオ出力とアナログオーディオ出力の両方に使用することもできる。

光デジタルオーディオ出力とアナログオーディオ出力の両方に使用することもできる。

伝統的にMacBook ProやiMac, Mac miniは、3.5mmのイヤホンジャックはアナログとデジタルのオーディオライン入出力となっています。これなら、光デジタルで既存のオーディオに繋げて本体の延命ができると考たのです。

光デジタルケーブル

光デジタルケーブル(光ミニプラグと光角型プラグ)

この端子を繋いで出てくる音を聞くと、感動します。現在の主流となっている音ので出入口は、USB Type-C (USB-C)になって来ているように思います。最近のWalkmanもWM-PORTをとうとう捨ててZX-500にもUSB Type-Cとなっています。

そしてUSB Type-Cコネクター付きのヘッドフォンをはじめとしてオーディオ機器が発売されているのでますます「光デジタル」の音が隅に追いやられるようにも思います。

三つ目の特徴が「 Magsafe」の充電の対応だと思います。

現在でも機能は使われているのですが、当時は斬新なシステムだったと記憶しています。

 Magsafe

Magsafe

Ubuntu 18.04 LTSのインストール失敗

時間が許す中での、全くの遊びの範疇なので実験してみたが、Ubuntu 18.04 LTSの64bitを直接インストールしようとしたがことごとく失敗。USBメモリから起動も試したし、DVDのインストールディスクを作成してもうまく行きませんでした。

「option」キーでStartup Manager を使って起動ディスクを選択しようとしても見えないし、再起動から「C」からDVD、USBメモリーの起動もできない。他のiMacやMac mini serverからは起動するので、isoのインストールディスク制作ミスではないように思います。

そこで、計画変更して32bit版であるUbuntu 16.04をダウンロードして、同様の手順でインストールディスクを作りると、何のことなくインストールが始まりました。

不要不急の外出禁止がなかったらここまでやっていなかったかも!
無駄に作ったインストールディスク。USBもありました。

無駄に作ったインストールディスク。USBもありました。

その理由は、Ubuntu 18.04 LTSが32bitの配布がされていないので、従来のUbuntu 16.04 LTS 旧OSならもしかして簡単にインストールできないかなぁ、と大きな期待をもって挑むことにした結果です。

実は、このブログもUbuntu 16.04 LTSに同時にインストールした「LibreOffice Writer」で書きはじめました。

久しぶりに、アルミ削り出しのキーのタッチの感触は実にいい感じで使う人への満足感を与えてくれるのは、昔のMacならではの気がしていました。

Ubuntu 18.04 LTSへアップデート

Ubuntu 18.04 LTSへアップデート

その間に、何度かアップデートがあり念願のUbuntu 18.04 LTSになったわけです。

「control」+F12でスクリーンショットに設定

「control」+F12でスクリーンショットに設定

古いMacの使いみちとしては、ギリギリセーフの使い方かなと思います。
実際問題としてこのMacを通常の用途としてレギュラー的に使うつもりはないですが、結構立ち上げてしまえば使えるかな?

Ofice 365「One drive」にあるWordを使って編集してみている。
もとの原稿の制作したのは、「LibreOffice Writer」で.docx形式で保存してアップロードしたものです。

テキストだけなので、レイアウトの互換性は気にするレベルではありません。ネット上で編集するのは、Wordの方で重くなり「.docx形式」の「Wordファイル」であっても何か保存に時間がかかったりしてジャマします。

ミュージックプレーヤーの「Audacious」をインストール

このUbuntuで使わない機能は極力インストールしないと思っています。たとえばPhotoshop並の画像処理「GIMP」とかillustratorで描画ような「Inkscape」などフリーソフトがそろっています。しかし、それならMacやwindowsで本家のPhotoshop・illustratorおこなえばいいので32bitでも現状問題がないみたいです。

実際メモリも少ないのでグラフィックには使う気はないのがいいところかも。

まだ、キーボードの設定が慣れないのですが、ミュージックプレーヤーとしての本領を発揮してもらおうと思っています。

純正とも言える「 Rhythmbox」も試してみましたが良好です。

最近評判のいい「Audacious」を使ってみていますが、ハイレゾ(Flac)の録音には適しているようにも思います。これも的確な設定がまだできていませんが・・・。

ハイレゾ対応「Audacious」ミュージックプレーヤー

ハイレゾ対応「Audacious」ミュージックプレーヤー

一応、Flacで取り込んでみました。音源のCDは、1993年にDEEP PURPLEの二期のメンバー(特にリッチーブラックモアとイアンギラン)のLiveです。演奏はメンバー感の決裂前でグダグダという評価もありますが、比較的音はいいです。

Deep Purple Live in Europe 4枚組

MacBook Pro Late 2006まとめ

思ったよりも中途半端なMacBook Proでしたが、所々にティーブジョブスが存命のときのモデルですので、こだわりを感じます。

そんな感覚は、エンツォ フェラーリが1988年の死去前に開発されたフェラーリF40(創立40周年モデルで、市販車レベルでそのままレースに出られる最後の市販車として) までとか、ホンダは、最近になってオーナーのために部品の生産が再開されたニュースがあったばかりのHONDA BEETが本田宗一郎の生前の作品として愛され続けていたりします。

このように過去のモデルには愛着が人それぞれあり、この「MacBook Pro 15inch 2.33GHz(MA610J/A」も心を刻むモデルだったような気がします。

時間がないので、今回はここまでにしますがもう少し使い込んでみたいと思います。Linuxのコマンドはまったくの素人なので悩んで実行する機会が増えそうです。

また、Ubuntu は、普通5年使っていられるという認識でしたが、インストールでネット検索しているとUbuntu 18.04はサポート期間が10年になったというのを後から知りました。ただ、一般的な個人で使っているユーザーまでセキュリティアップデートがされるかは問題が違います。

まあこの先10年このMacBook Pro 15inch 2.33GHzが元気でいるかの方が問題です。

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コメント

  1. 通りすがりの人 より:

    ほとんどのLinuxユーザーはMacに触れる機会がなく
    ほとんどのMacユーザーはLinuxに触れる機会がありません。
    ですから、状況を知る機会が少なく
    答えを見つけ出せるのはそのMacを持っている人だけかもしれません。

    16.04LTSのi386つまり32bit版で成功し
    18.04LTSで成功しないのは、たぶん…
    Ubuntu18.04LTSには32bit版が無いからです。

    問題は、Late 2006が最初の64bit Macでありつつ
    最後の32bit UEFIを持つMacであったことにあるはずです。

    通常の64bit OSのインストーラーは64bit UEFIを前提とし
    32bit UEFIのために、特別な準備が必要になります。

    Windows PCでもごく一部にその問題を持つ機種があり
    Late 2006でもそれが起きているはずですが
    Late 2006で64bit Linuxを試した人は少なく、明確な日本語情報がありません。

    Ubuntuはすでに32bit OS廃止の段階にはいっていて
    18.04LTSのサポート終了が32bit版Ubuntu系の最後になります。

    その先を目指すために、32bit UEFIの問題を乗り越える
    有用な情報を示すことができれば
    それは多くのLate 2006ユーザーの助けになるはずです。

    • nokonokoto より:

      通りすがりの人 様

      関心を持っていただきありがとうございます。
      Late 2006が、何となく中途半端なモデルでしたが、アルミ削り出しのキーなどこだわりを感じて所有していました。

      MacOSのバージョンもアップデートが終了していますので、何か使い道がないかと考えていたところ、2023年まで延命できそうなUbuntu 18.04LTSに興味を持った次第です。その使い道として、今ではMacbook Proでも取り除かれた「光デジタルオーディオ出力」を活用してみるためです。

      また、32bit仕様と痛感させられるのは、Mac上では、4GBのメモリ容量を認識されていましたが、Ubuntu上ではMacbook Proの仕様通り3GBまでしか認識しないなどです。
      重いアプリを入れていないので、それでも何となく(サクサクとはいかない)ですがスムーズで使用に耐えています。

      Ubuntu 18.04LTSは、もう一つのiMac 2014で、インストールディスクを作りインストールできる事を確認していましたが、64bitの壁に阻まれるとは思っていないで作業を進めていました。

      Ubuntuについては、素人なのでWindowsのインストールなどを参考にしながら進めていたので、インストール失敗部分はさらりと書いてありますが悪戦苦闘でした。

      このUbuntu仕様のMacbook Proにかかわる出来事があれば「続き(顛末?)」を書いて見たいと思います。

      ありがとうございました。